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NO motorcycle NO life

第1回目のブログの続きgoldenbat.hatenadiary.com



えーと、原付免許取る直前までだったね。



中学卒業後、某私立バカ高校に入学したんだ。

入学式に行くと正門から左に見えるサッカーグラウンドに降りる斜面の土手から車が落ちていた。

運転を誤った保護者が落としたらしい。

その保護者と息子らしき金髪の学生が口論していた。


なんかすげーとこにきたな…


そんな事を思いながら体育館に向かった。



ありきたりな入学式を済まし教室に入るとパンチパーマに剃りこみの柔道体型の男と身長は低いがいかにもな顔つきの茶髪の男が目に入った。


こえー


そう思いながら席に付きバイク雑誌を読んでいると

おめぇどこよ?

茶髪が声をかけてきた。

XX中だよ

そう答えると

ふーん、おめぇバイク好きなの?

と続け様に聞いてきた。

いつの間にかオレの机の周りにはガラの悪い連中が集まり、オレのバイク雑誌を見ながらあーでもない、こーでもないとバイク談義が始まっていた。

茶髪はかなり有名なヤンキーだったらしく、茶髪の周りには他のクラスのヤンキーがよく集まっていて、オレもなんとなくいろんな奴らと話す様になっていた。


16になったその月にオレは原付免許を取りに行くんだ。

試験?

簡単さ。

1発合格。

中学卒業後すぐにスーパーの魚屋でバイトで貯めた金を握りしめ近所の個人経営のバイク屋に行ったんだ。

店の前には何台かのバイクが並べられており、しばらく眺めていると

探しもんかい?

店の奥で整備をしていたおっさんが声をかけて来た。

あの、50ccのギヤ付きのバイク探してるんですが。

軍手を外しながら1台のバイクを指さす。

これならすぐ乗れるよ

そう言って見せてくれたのはレーサータイプのバイクだった。

値段を聞くとコミコミで10万でいいと言うので、その場で金を払った。

登録済んだら連絡するから取りに来て

と言われ後日取りに行った。

納車の時軽く説明を受け早速エンジンをかけてみた。

カチャッ

鍵を回すとスピードメーターに明かりが灯る

ニュートラルを確認しキックペダルを引っ張り出し一気に踏み込む

ビィーン ビン ビン ビン

50cc特有の情けないエンジン音を響かせバイクが始動した。

クラッチを握り、ギヤをローに落としこむ。

クラッチを緩めながらアクセルをゆっくり回すと

ビィーン

と、これまた情けない音と共にバイクが動き出した。

少しスピードを上げギヤを2速3速と上げて行く。

甲高い音を上げながらチャリンコとは比べ物にならない速度で鉄の塊がすっ飛んでいく。

しばらく走ってから家の車庫に付き、エンジンを切り、体に残るスピード感と手に残る痺れを楽しみながら、初めてのプチツーリングを締めくくった。


バイク買ったよ


翌日学校で茶髪とパンチに話すと

マジで?
でも50だべ?
やっぱり400じゃねーとな

だ、そうだ。

わかっとるわい

そう思いながらも今はこれが精一杯。

初ツーリング談義を楽しみつつ、近い将来に思いを馳せていた。

学校とバイトの日々を繰り返しながら過ごしたある秋の日、オレは学校を辞める事になる。



中型自動二輪編に続くよ。

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