センス2

センスの続き


エビスジーンズを手に入れたオレは、早速ゴムのサスペンダーをつけ、黒いTシャツを着て例の広告の真似をしたんだ。

丁度その時期、ファッション雑誌では

外国の農民 ファーマーズファッションが流行し始め、そこから多種多様の流れが派生していった。



モード系
スケーター

が大きな流れを作り、小規模な人々は各々好きなジャンルのファッションを楽しんでいた。

オレはというと、ロカビリーファッションにかぶれていた。

ルーズなスラックス

真っ赤なボーリングシャツ

サドルシューズ

強く豊かな、古き良きアメリカに強烈にやられていたんだ。

ファッションの流行は目まぐるしく変わり、
駅前にはpunkを取り入れた人々が溢れ、男はpunk、女はLolitaみたいな流れになっていた。

男の首にはRと書かれた錠前をぶら下げ、女は首から綿をはみ出させたクマのぬいぐるみを持った甘ロリ達が闊歩していた。

武田真治石田一成、鈴木蘭々全盛の時代である。

田舎の駅前はロンドンか、中世のおフランスのような、ちょっとしたカオス状態になっていた。

オレは軸となる古着系アメカジ+バイカーを崩すこと無く、よりディープな世界へと進んでいた。

ここら辺から世の中の流行を追う事も無く、ファッション雑誌を買う事も無くなっていた。


今所持している服のほとんどが10年、20年と着続けている物だ。

自分のセンスによって引き寄せられたアイテム達は時を重ねてなお、光を失わない。


こだわる事を美とし、一切の妥協を許さず、自分を更なる高みへと押し上げる第2の皮膚達。

これからも飽く無き探求は続くだろう。



今後注目のファッション?




真っ裸だよ




自然が一番♥

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